1つもAWS資格を取得していないがAWS community buildersに認定してもらえた話

メディア統括本部 サービスリライアビリティグループ(SRG)の鬼海雄太(@fat47)です。
#SRG(Service Reliability Group)は、主に弊社メディアサービスのインフラ周りを横断的にサポートしており、既存サービスの改善や新規立ち上げ、OSS貢献などを行っているグループです。
本記事は、AWS community buildersに認定されるまでにやったことを振りかえった記事となっています。
今年の3月には認定されていましたが、Community Buildersのリストに登録されたので、改めて記事を書きました。
 

AWS community buildersとは


AWS community buildersはAWSが世界中に提供している開発者コミュニティのプログラムです。
毎年1月に募集があり、AWSの審査を経て認定を受けることができます。
AWS コミュニティビルダーズプログラムは、知識の共有や技術コミュニティとの連携に熱心な AWS 技術愛好家や新興のソートリーダーに、技術リソース、教育、ネットワーキングの機会を提供するプログラムです
 
認定されると、以下のように公開リストに登録されます。

審査


今年の募集は終了していますが、来年2026年1月の募集予定のウェイティングリストに登録することができます。
応募フォームの項目としてはざっくり下記のようなものがありました。
  • 過去にAWSサービスを利用して構築した経験、その過程で学んだこと
  • 直近1年間の対外的なアウトプット
 
また、AWS community buildersにはカテゴリがあり、応募時にどのカテゴリで応募するか選択することができます。
  • Cloud Operations
  • Containers
  • Data
  • Dev Tools
  • Front-End Web & Mobile
  • Machine Learning
  • Networking & Content Delivery
  • Security
  • Serverless
 
応募フォームに入力する自己推薦文はすべて英語で記入する必要がある点に注意です。

1年間の対外的なアウトプット


応募フォームには5件のURLしか添付できませんでしたが、私の場合過去1年間では以下のようなアウトプットがありました。
日付ブログ記事応募フォームに添付したもの
2024/01Aurora MySQLの文字コードをutf8からutf8mb4に変更するための備忘録
2024/02RDS B/G Deployments機能でAuroraクラスターバージョンアップした後の切り戻しを考える
2024/03Amazon Aurora MySQL Version3のオンラインDDLの挙動が改善されました!(Aurora MySQL LTS 3.04.2リリース)
2024/05Aurora MySQL Version3への切り替えをもっと安全に進める方法
2024/06CloudShell VPC environmentでプライベートサブネット上のRDS(Aurora)に接続できるようになりました
2024/07Aurora MySQL 3.04.2で解決したはずのDDL実行中にリーダーからテーブルが見えなくなる挙動が再発するケース
2024/09東京リージョンのAuroraにGraviton3(r7g)が来たぞー!簡単な性能検証結果と注意すべき点
2024/10Aurora MySQLでINDEX追加しようとしたら、ローカルストレージが枯渇して失敗した話
2024/10ElastiCacheでValkeyがサポートされたけど何が良いのか検証してみた
2024/11Aurora MySQL Version3(MySQL8.0)にアップグレードしたら、ある特定のクエリだけ照合順序エラーになった話とその解決策
2024/11Aurora MySQL 3.08.0(MySQL 8.0.39互換)がリリース!低速なSELECT COUNTは改善されたのか!?
2024/12AmebaのAurora MySQLをI/O Optimizedに切り替えたらコストが半額になりました
2024/12Amebaの大規模Aurora MySQLクラスタでのサービス無停止アップグレードへの挑戦
2024年の私のAWSに関するアウトプットはブログのみでした。
ありがたいことに、いくつかのブログ記事ははてなブックマークのホットエントリー入りや、Xのリポストによって多くの方に読んでいただけました。
このようなアウトプットの結果、どういうアウトカムがあったかどうかを重要視して自己推薦文を作成しました。

終わりに


1月の応募後、3月初旬にCategory:Dataで認定の連絡が届きました。
継続的におこなってきたアウトプット活動が認められたようでとても嬉しいです!
今年もデータベースに関する記事を継続的に書くことは続け、もう少し登壇を増やしてAWSコミュニティに貢献していきたいと思います。よろしくお願いします!
 
SRG にご興味ありましたらぜひこちらからご連絡ください。