AWS DevOps Agentの新機能カスタムエージェントで週次SREレポートをつくる

メディア統括本部 サービスリライアビリティグループ(SRG)の鬼海雄太(@fat47)です。
#SRG(Service Reliability Group)は、主に弊社メディアサービスのインフラ周りを横断的にサポートしており、既存サービスの改善や新規立ち上げ、OSS貢献などを行っているグループです。
本記事は、DevOps Agentの新機能のカスタムエージェントをつかって週次のSREレポートをつくった記事になります
なにかの役に立てば幸いです。
 

AWS DevOps AgentのカSREエージェント機能


カスタムエージェント機能は2026年6月12日にリリースされた機能です。
カスタムエージェントを作成することでメトリクスやアラート、インシデントの定期的なレポートを作成させたりすることができます。
 
 
DevOps Agent自体はこちらの過去記事もご参照ください。
 

週次のSREレポートを作成エージェントをつくってみる


カスタムエージェントの作成

DevOps Agentのオペレーターアクセスの「エージェント」→「エージェントの作成」から作成できます。
 
作成方法をフォームとチャットから選択できますが、今回はチャットの対話で作成します。
チャット作成では「どんなレポートを出したいか」「どのツールを使うか」「どんな出力形式にするか」を会話しながら詰められます。
 
チャットを選択すると新しいチャット欄が自動で開きます
 
このチャット欄に以下のような指示を入力します。
 
場合によっては追加の質問がくるので回答します。
 
以下のようなエージェントの定義が作成されました。
 
エージェントのメニューに作成されたカスタムエージェントが表示されています。
 

カスタムエージェントの実行

作成されたweekly-sre-reportの「表示」を押すとエージェントの詳細が確認でき、「今すぐ実行」をおすとエージェントが実行されます。
 
実行すると以下のように実行状況が一覧で表示されます。
 
しばらく待つと、DevOps Agentの「アーティファクト」メニューにレポートが出力されています。
 
中を確認すると、事前に定義したフォーマット通りの調査結果レポートが表示されます。

カスタムエージェントのCron実行

定期実行したいカスタムエージェントを開いて、「トリガー」タブを開き「トリガーの作成」を押します。
 
Cron形式で定期実行を指定することが可能です。
 

運用上考えたいこと

本番利用する場合は、Datadogなど外部サービス連携の認可を個人ユーザーに紐づけるのではなく、専用ユーザーを用意するのがよさそうです。
また、DevOps AgentをTerraformで構築する場合、Agent Spaceの作成や調査対象の制御の為のIAMロールは構築可能です。
一方で、カスタムエージェントは現時点ではTerraformで定義できないため注意が必要です。

終わりに


従来のDevOps AgentでもSkillsを使うことで似たような調査やレポート生成は可能でした。
しかし、その処理を発火させるトリガーは自分達で実装するか、オペレーターアクセスのWebUIから手動実行する必要がありました。
今回のカスタムエージェントのリリースによって、こうした処理をより手軽にエージェント化し、スケジュール実行できるようになりました。
今回作成した週次SREレポート機能を使えば、毎週のチーム定例でシステムの状態を確認するきっかけをつくることができます。定期的にレポートを確認する運用フローを取り入れることで、システムの異常兆候や改善ポイントの見落としを減らせるのではないでしょうか。
今後のDevOps Agent機能の進化にも期待です!
 
SRGにご興味ありましたらぜひこちらからご連絡ください。