新メジャーバージョン Aurora MySQL 8.4が登場しました!

メディア統括本部 サービスリライアビリティグループ(SRG)の鬼海雄太(@fat47)です。
#SRG(Service Reliability Group)は、主に弊社メディアサービスのインフラ周りを横断的にサポートしており、既存サービスの改善や新規立ち上げ、OSS貢献などを行っているグループです。
本記事は、新登場したAurora MySQL 8.4についてまとめた記事です。
なにかの役に立てば幸いです。
 

Aurora MySQL 8.4が突然登場


2026年5月21日(日本時間22日)にAurora MySQL version3の次のメジャーバージョンであるAurora MySQL version 8.4.7 がリリースされました。
今までのAurora MySQL version2 (MySQL5.7互換)と、Aurora MySQL version3(MySQL8.0互換)から命名規則が変わり、Aurora MySQL version4とはならずにMySQL8.4と同じ命名になったようです。

Aurora MySQL version3との差分で気になったところ抜粋


version3との違いは以下のページにまとめられています。
気になったところをいくつか抜粋します。

require_secure_transportのデフォルト有効化

暗号化された接続を使用して接続することを要求します。
バージョンデフォルト値
version 3OFF
version 8.4.7ON
mysql-clientでそのまま接続しようとすると、以下のようなエラーがでます。
—sslオプションをつけると接続ができます。

temptable_max_mmapのデフォルト値変更

デフォルト値が1GiB固定から、クラスタに割り当てられたストレージに基づいてデフォルト値が動的に設定されるようになりました。
バージョンデフォルト値
version 31 GiB ( 1073741824)
version 8.4.7LEAST(4294967296, {AllocatedStorage*3/100})

マスターユーザーのデフォルト認証プラグインの変更

MySQL8.0からMySQL8.4の変更点と同様に、デフォルトの認証プラグインが変更されています。
接続してくるクライアント/ドライバが caching_sha2_passwordに対応しているか注意しましょう。
バージョンデフォルト値
version 3mysql_native_password
version 8.4.7caching_sha2_password

標準サポート期間に注意


標準サポート期間は以下のページでまとめられています。
【注意】version 8.4.7の標準サポート期間は2027年11月までで、v3.10(LTS)の2028年4月より短い
現状、version 8.4.7はLTSではないため約1年半のサポート期間となっています。
まずは検証を進めておいて、LTS版の8.4がリリースされたら移行できるようにしておきましょう。
 

今後のAurora MySQLエンジンバージョンの公開ルール


上記のAWSのブログ記事でAuroraのバージョン更新スケジュールが公開されていました。
Aurora MySQLについては、
  • マイナーバージョン
    • コミュニティ版のリリースから3か月以内
  • メジャーバージョン
    • コミュニティ版の リリースから12か月以内
  • Aurora LTS
    • AuroraのメジャーバージョンGAから12か月以内
 
つまり、今日から1年以内にはAurora MySQL 8.4のLTSが出るようです。

終わりに


ついに待望のAurora MySQLの新メジャーバージョンがリリースされました!
すでにインプレースアップグレードやRDS Blue/Greenのアップグレード先にもこのバージョンを指定できることが確認できたので、すぐに試すことができます。
1年以内にLTSがリリースされるということも公開されましたので、どんどん検証していきましょう!
 
SRGにご興味ありましたらぜひこちらからご連絡ください。